ソロジャーナル『Life Record』

ソロジャーナル

*はじめに

本作は「ソロジャーナルRPG」です。ダイスやトランプなどで物語の要素をランダムに決定し、それらを使ってアナタだけの物語を想像して書き記す1人用のTRPGとなっております。

ランダムに結果が紡がれる性質から、物語の要素は遊ぶたびにランダムに変化します。繰り返し何度遊んでも構いません。ネタバレの要素もございません。プレイしたログはどうぞご自由に公開いただければと思います。

本作は「急患として運ばれた人物が巻き込まれた事件・事故の報告書を作成し、その後の容態を経過観察としてメモしていく」というテーマのソロジャーナルです。もっと簡易的に説明をすると「患者の生死を報告書形式で作り上げるソロジャーナルRPG」です。

さあ、一体アナタはどのような患者を診ることになるのでしょうか?

作者:小人白夜

※同様の作品をpixivに公開しております。

用意する物

①トランプ(ジョーカーを含む54枚)
※スートの出た数も管理いたします。
②記録をする物

スートの強さ

ハート<ダイヤ<クローバー<スペード
スートが弱いほど優しい、軽度、吉、良好
スートが強いほど厳しい、重度、凶、不調

*開幕

ここはアナタが先生として務める病院です。小さな地元の病院かもしれませんし、大きな国立病院やもしれません。まさか闇医者ってことはないですよね、先生……え?そうかもしれない?
何はともあれ、試しにアナタの書類を確認し、病院の詳細を確認してみるとしましょう。

病院環境について

トランプの山から一枚引いて、そのスートをご確認ください。ジョーカーが出た場合はジョーカーを加えた上でトランプの山をシャッフルし直して引き直してください。
数字が大きければ大きいほど病院の規模は大きく、《スートの強さ》が大きいほど劣悪な病院環境と言えるでしょう。良き病院であれば治療も行いやすく、悪ければ当然劣悪と言えます。
*出たトランプのスートをメモしましょう。

おや、どうやら資料に病院名と先生の名前が抜けておりますね。アナタが書きやすい物であればなんでも構いません。資料を作成しやすいツール(例:ペンと紙、パソコン)をご用意の上で、病院名と先生のお名前をご執筆くださいませ。

*急患の報せ

先生。病院あてに緊急回線で連絡が入りました。どうやらアナタの病院に急患者が搬送され入院するようでございます。既に患者は集中治療室へと運び込まれたようです。
先生であるアナタは患者がどのような状態を引き起こしており、どのような事件・事故・状況下だったのか資料カルテへ概要を書きまとめていきましょう。搬送日も記載を残しておくと良いでしょう。

急患者について

まずは患者について知ることが大事です。きちんと相手を知ることで正しい治療行為を定めることに繋がるでしょう。
トランプの山から一枚引いて、その数とスートをご確認ください。ジョーカーが出た場合はそのジョーカーを取り除き、更にカードをトランプの山から二枚引いてください。
出た数字に合わせた症状を引き起こしている患者が搬送されます。患者の症状については表を参照して決定すること。《スートの強さ》が大きいほど患者の症状が悪い状態となります。
*出たトランプのスートをメモしましょう。

《患者の様子一覧表》
A:脱水
2:骨折
3:火傷
4:腹痛
5:裂傷
6:嘔吐
7:意識朦朧
8:呼吸困難
9:出血
10:中毒
J:顔面蒼白
Q:打撲
K:感電

事件・事故・状況下

アナタが診ることになった患者が一体何をしていたのか、どのような状態だったかを知ることで問題点の解決に繋がることがあります。大抵の場合は患者の不注意といった起こるべきして起きた事案ですが、流行病や第三者による怪我など要因は多岐にわたります。
トランプの山から一枚引いて、その数とスートをご確認ください。ジョーカーが出た場合はジョーカーを取り除き、更にカードをトランプの山から二枚引いてください。
出た数字に合わせた事件・事故・状況下に巻き込まれていたことを患者を運んだ搬送者から伝達されます。患者の事件・事故・状況下については表を参照して決定すること。《スートの強さ》が大きいほど事件・事故・状況下が悪い状態だったと言えるでしょう。
*出たトランプのスートをメモしましょう。

《事件・事故・状況下一覧》
A:山道などでの遭難
2:川辺付近にいた
3:サメが現れた
4:異性絡みの事件
5:転落
6:数日間常温で放置した飯を食べた
7:流行病
8:海辺付近にいた
9:村の祠を壊した
10:交通事故
J:不審者に遭遇した
Q:コックリさん/降霊術を行った
K:ギャングやヤクザの抗争に巻き込まれた

*カルテの作成

それではこれまでの内容を元にして先生が担当することになった患者のカルテを作成しましょう。カルテの記載に悩む場合、次の内容を書きまとめることをお勧めします。
*患者の名前
*患者の症状
*患者の搬送経緯

*経過観察

カルテが書きまとめられましたでしょうか。無事患者の手術を終えましたが、まだまだ油断は禁物です。少なくとも一週間が山となるでしょう。
それでは患者に治療を行いながら経過観察をカルテに記載していきましょう。患者の容態は治療の結果をもとに日に日に経過していきます。
カルテの記載に悩む場合、次の内容を書きまとめることをお勧めします。
*実施日/実施時間
*実施した治療
*治療結果、患者の様子

治療行為

現在の容態に対して治療行為をしましょう。治療を行う際に必要となる対処手段をもとに、その日にどのような処置を朝・昼・夜の時間に行ったかを書きまとめていくことになります。
トランプの山から三枚引いて、その数とスートをご確認ください。ジョーカーが出た場合はジョーカーを取り除き、更にカードをトランプの山から二枚引いてください。ジョーカーは予測の付かない事態によって治療行為がいつもより一つ多かったことを指し示します。
対処手段については表を参照して決定すること。《スートの強さ》が大きいほど体調の悪化や症状が芳しくないが状態と言えるでしょう。

その日、どのような治療を行なったかを朝・昼・夜に分けてカルテの作成をすると同時に、その治療結果を書きまとめましょう。
*出たトランプのスートをメモしましょう。
*治療行為を七日分(3×7回)行うこと。

《対処手段一覧》
A:投薬
2:薬品
3:食事
4:前回療法を継続
5:漢方
6:専門医の応援要請
7:ガーゼ・包帯
8:厄祓い
9:鍼治療
10:経過観察
J:リハビリ
Q:切除
K:レーザー治療

*終幕

八日目になりました。患者の容態はどのような状況でしょうか。患者の容態はこれまでの治療行為だけでなく、環境や状況によっても左右されることでしょう。
これまでの引いたスートを見直し、最も数が多いスートが患者の最終的な容態となります。もしも一番多いスートの数が同率である場合、二番目に多いスートの結果を最終的な容態とします。

万が一全てが同値、あるいは二番目に多いスートも同値がある場合はトランプの山札の上から一枚引き結果を定めましょう。これまでの患者の症状が悶着状態だったとして八日目朝の観察結果を元に最終的な容体を決定とします。

ハート:完全復帰(退院)
ダイヤ:経過観察(退院)
クラブ:一命を取り留めるが後遺症が残る
スペード:死亡

請求医療費の金額は次のように計算をします。
ダイヤが医療費、クラブが保険料です。
(ダイヤの数×1万)ー(クラブの数×1万)円

先生であるアナタは、カルテに患者の最終的な容態を書き加えましょう。あわせて今後の患者に関する事柄や背景を記載しておきましょう。
中には患者から未来を夢見る話を聞けるかもしれませんし、逆に明るくない話を聞くかもしれません。新しい職を探すことになる人もいるかもしれませんね。ですがこれも患者や患者の周囲の人々の精神面を見守る意味でも大事な情報です。カルテに書き残しておくとしましょう。

最後に『最終記載日』『担当者名』を締めとして書き加えましょう。ここまでの記述を終えましたら報告書制作を完了とします。

──以上にて本プレイログを終了します。

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