塔と少女

はじめに

「森」にそびえる「塔」には魔女がいるという。
塔に向かう「少女」が一人、森の中へと一歩を踏み出した。

本作は塔へ行くため森を彷徨う少女のソロジャーナルです。

用意する物

  • 6面ダイス
  • 記録する物

進め方

  1. 「少女」について決める。(キャラクターの作成)
  2. 「森」を進む。(進行度の上昇、メインプロンプトの獲得)
  3. 「出来事」が起こる。(サブプロンプトの獲得)
  4. 2と3をエンディングまで繰り返す。
  5. 記録を終了する。

ジャーナル(記録)として何を書くのかは自由です。
また、プロンプトは記録を書く補助です。全てを使用しなくても構いません。

 

1.少女

塔へ行こうとしている人物

名前や容姿など自由に決めて下さい。

持ち物

少女は特徴的な物を一つ持っています。
1d6でダイス表から決めるか、表を参考に自由に決めて下さい。

1:書…紙や皮に書かれた、あるいは画かれた物
2:器…容器自体、あるいは容器に入れられた物
3:棒…棒状、あるいは筒状の物
4:刃…刃のついた物、あるいは刃として扱える物
5:灯…灯りになる物、あるいは灯りを生む物
6:謎…よくわからない何か、あるいは壊れた何か

 

2.森

塔を目指す少女が進む場所

森の奥へ少女どれほど進んだのかを進行度という値で表します。
初期値0 最大値14

1d6を振って出た値進行度を増やし、対応した値のメインプロンプトを得ます。
メインプロンプトの内容で進行度が変化した場合、変化後の値に対応したメインプロンプトは得ず、出来事に移ります。

メインプロンプト

+1d6

 1:視線を感じる。進行度のダイスを振り直しできる。
 2:遠くに塔が見える。
 3:生い茂る草に足をとられる。次の進行度の増加が半減(端数切り上げ)する。
 4:獣道が森の奥へと続いている。獣道を通るなら、進行度を+1できる。
 5:白い花が沢山咲いている。
 6:隣で茂みが激しく揺れた。
 7:綺麗な小川が流れている。少女は少し休憩した。
 8:塔はまだ遠い、逸る思いに駆け出しそうになる。塔へ向かうのを急ぐなら、進行度を+1できる。
 9:見上げた空が暗い。
10:倒木が奥へ行くのを遮っている。次の進行度の増加が半減する。
11:赤い花が一輪だけ咲いている。
12:逆向きに進んでいた。今の進行度を-1d6する。
13:大きな切り株がある。
14:木々の隙間から見える塔が近い、あと少し、のはず。

 

3.出来事

森を進む少女に起きた事

1d6に進行度を足した値で判定し、対応した値のサブプロンプトを得ます。
同じサブプロンプトを得た場合、
・何も起きなかった
・再び同じ出来事が起きた
どちらの解釈をしても構いません。

ENDと書かれたサブプロンプトは、エンディングを表すプロンプトです。
何れかのエンディングを得た場合、終了となります(15で引き返さない場合、続きます)

サブプロンプト

1d6+進行度

 2:転倒し、持ち物を失くしてしまう。探すなら、再び出来事の判定を行う(その先で見つける)
 3:蛇が諭す。「この森には何もない」
 4:鳥が囀ずる。「何を持ってきた?」
 5:美味しそうな木の実を見つけた。
 6:茂みに引っ掻かり傷ができる。
 7:鳥が囀ずる。「君は誰?」
 8:小動物が目の前を駆け抜ける。
 9:変な物が落ちている。
10:鳥が囀ずる。「塔へ向かう理由は何?」
11:転倒し、持ち物を見失ってしまう。探すなら、再び出来事の判定を行う(その先で見つける)
12:虫がとんでいる。
13:パキリ、何かを踏み砕く。
14:人影が森の奥へと姿を消す。追いかけるなら、再び出来事の判定を行える。
15END【諦め】少女は塔へ向かうのを止め、森の外へ引き返すか迷っている。
   このサブプロンプトを引いた回数が2回目までは引き返すか否か選べます。引き返す場合、そのまま記録を終了します。引き返さない場合、再び出来事の判定を行います。3回目は必ず引き返します。
16END【覚醒】そこで少女は目を覚ます。夢に少女は何を感じた?
17END【対峙】少女は魔女と出会う。少女は持ち物を手に、何を言う?
18END【無人】塔の中には誰もいない。少女は独り何を思う?
19END【消失】少女の目の前で塔が幻のように消える。少女は目的を果たせただろうか?
20END【魔女】塔の中へと入った少女は魔女となった。

 

追記

本作のシステムは、文章では分かりにくいですが双六をイメージしています。

進行度=進んだマス
メインプロンプト=マスの指示(固定のイベント)
サブプロンプト=マスに応じたランダムイベント

実際に双六のように遊ぶ場合、ボードをトランプ(A~K+JOKERの14枚)と適当な駒で作ることができます。

コメント

  1. 槞暃 より:
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