わしはこんな未来に来とうはなかった!遠未来骸骨放浪ソロジャーナルをやってみた

プレイログ

Welcome to the Future, My Skeleton」はマインドフルネスとウェルネスを題材にした1ページソロTRPG作品群「MOP」に収録されている作品です。
ゲームの性質上画像の引用もあるので、Welcome to the Future, My Skeleton」に関するライセンスを表記しておきます。

Welcome to the Future, My Skeleton is published under a CC-BY-4.0 license.
Authored by Kai Medina (kaimedina.itch.io), Jon Schafer, and Zion Yon-Wair. Edited by Tara Srinivasan. Skeleton CC-BY-4.0 by Exeunt Press, Sci-fi Glider A Gun CC-BY-4.0 Emiel Boven

さて、それではゲームを始めましょう。

時は1620年。剣と魔法のダンジョンハック華やかなりし時代はとうに過ぎ去り、超ハイテクな未来社会が到来しています。
大魔法使いである私は蘇生の術を自らに掛けて深い眠りについていたのですが、目が覚めたら世の中はがらりと様変わりしていました。
世界が様変わりしているのは仕方がないことなんですが、問題は私が変わっていないことと、私が変わりすぎてしまっていることです。
私のメンタルは死を恐れて秘術を用いた古代の魔法使いのままだし、私の肉体は骨しか残っていません。臓器とかそういう重要アイテムには蘇生の術の効果が及ばなかったみたいです。

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現在私は、左下の「Resurrection point」にいます。
数字が大きいへクスでは危険なことが起き、サイバネティック・パーツを搭載する必要が出てくるかもしれません。数字が小さいへクスでは安心して対策を取れる確率が上がります。

まずは灰色の「1」のへクスから始めましょう。新しいへクスに入ったら、まずトランプを引きます。

♠の7…路上で立ち往生する。

1d6…5/bones

天を突き破るほどの塔が乱立し、不思議な光を宿すキャンバスが街のあちこちに飾られています。鉄の馬車は使役性例すらつないでいない様子なのに眩暈がするようなスピードで走り回り、見るからに無力そうな人々すらそれに全く驚く様子さえありません。
こんなにも奇跡にあふれた信じがたい世界に立っているはずなのに、このぞっとするような空虚さはどうしたことでしょう?
いや、まあ、それはたぶん、今の私に内臓とかがないせいでしょうね。

Bones…6/今後の危機に対応していく計画を立てる。次回の判定でStonesが出たら降りなおしてもいい。

とりあえず、今の私が骸骨なのは客観的に見ても事実です。そして、世界が全く変わってしまったのも。こんなことに驚いていたって始まりません。
古の魔法使いの気骨のあるところを、軟弱な未来社会の住民たちに見せてやりましょう。骨についてはもうだいたい見せてますけどね。いひひ。

では、右上の「5」のマスへ進むとしましょう。

♥の8…ほかの誰かに対する贈り物を受け取る

1d6…2/Stones

1d6…6/Bones

溶岩で覆われたような黒い道の傍らに奇妙な乗り物が止まっていました。車体には鮮やかなペンキで文字が書かれていて「Pizza」……何かの呪文かな。たとえば、速く走るための?
それはさておき、乗り物にはトランクが作りつけられています。トランクを開錠の魔法で開けてみると、中には熱々のジューシーそうな、よくわからない食べ物が入っていました。
よくわからないけどなかなかおいしそうです。高名な魔法使いへの贈り物を、こんな形で配置するとは。私は感心しながらそれにかぶりつきました。

Bones…3/ 自分が直面する変化を、より大きな善のためだと受け入れる。

私のあばらから、つぶれた食品がぼとぼと落ちていきます。正直なところ、味もあまりわかりませんでした。
しかし、これもまた大いなる心理に到達するための経験なのかもしれません。何より、この食べ物は間違いなくおいしい気がします。舌と胃袋を取り返したら腹いっぱい食べてやりましょう。私は手づかみでそれに食らいつきながら歩きだしました。

上の「3」のマスへ移動します。

♠の10…過去のアイテムが間違った使い方をされている

1d6…5/Bones

ここには魔女の儀礼広間が作られていました。石畳の広間に赤いタイルをはめ込んで、非常に巨大な儀式用の魔法陣を作っていたのです。
今はその広さを利用したみたいですね、立派な保育園ができているようで……ここで今うっかり儀式を行ったら子供の魂が大量に捧げられてしまうけど、いいんでしょうか。どうやらこの時代には、魔女なんて一人も生き残っていないようです。

Bones…5/これは実際の脅威ではないことを認識する。

しかし、私が生き残っています。この時代唯一の魔女。なかなか心が躍る響きですね。ますます急いで体を取り戻す必要が出てきました。

斜め右上の「1」のマスに移動します。

♥の6…裏切られてしまう

1d6…1/Stones

都市部をカラカラと足音、というか骨音を鳴らして歩いていた私を呼び止める者がいました。顔から下を布で覆ったいかつい男性のようです。骨だけで歩いているような手合いを呼び止めるんだからかなり度胸がありそうだな、と私は思いました。

「そこの骸骨、止まれ!」
「好きで骸骨をやってるわけじゃないんですけども」

へらへらと受け答えてみると、覆面の男は顔をしかめました。

「お前のような奴が集まってる場所があるぞ。この先の角を左に曲がったところだ」
「えっそうなんですか? そりゃありがたいですね」

同じ時代から来た魔法使いなら、骨同士打ち解けて話せるかも。私は足音も軽く指定された場所に飛び込んで、危うく捕獲されそうになったのを命からがら逃げてきました。
いやあ、未来の人間は信用なりませんね。未来の技術が欲しくなってきました。

部位…5/手

能力…2/逃亡を助ける

ということで、追加してきましたよ!どうやって調達したかは内緒です。
煙幕を吐き出すサイバネティックハンドです。これで晴れの日も安心!

右上の「2」のへクスに進みます。

ジャーナルの中断

サイバネ化が進みすぎると重さに耐えきれなくなった私の骨はバラバラになって飛び散り、私の魂は地獄に落ちるみたいです。果たして私は生身の肉体を取り戻すことはできるのでしょうか。気が向いたら残り5マスの大冒険を完遂してしまいましょう。

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