【ソロジャーナルRPG】アルカナの旅人

ソロジャーナル

本作は「タロットカード」を使った「ソロジャーナルRPG」です。ダイスやトランプなどで物語の要素をランダムに決定し、それらを使ってアナタだけの物語を想像して書き記す1人用のTRPGとなっております。

TRPGにてよく言われているKPレス・GMレスと言いますモノは、事前に作られた物語に合わせて判定処理を行っていくことが多いです。
対し、ソロジャーナルRPGは出目の結果から自ら文章を構築し物語を作り上げるTRPGとなっております。より一層伝わりやすいのはランダムお題・三題噺でございましょうか。

ランダムに結果が紡がれる性質から、物語の要素は遊ぶたびにランダムに変化します。繰り返し何度遊んでも構いません。ネタバレの要素もございません。プレイしたログはどうぞご自由に公開いただければと思います。

本作は「世界を旅しながら日記を綴る」というテーマのソロジャーナルです。もっと詳しく説明をすると「アルカナに導かれて世界をする旅人となり、相棒と共にアナタが旅をする世界の様子を作り上げていくソロジャーナルRPG」です。

さあ、一体アナタはどのような旅路を送ることになるのでしょうか?

作者:小人白夜

【ソロジャーナルRPG】アルカナの旅人

★用意する物

①タロットカード_大アルカナ22枚
※タロットカードの意味も使用します。
※タロットカードがない場合、WEBサイトなどで1D22が行える環境と、アルカナの意味が分かれば代用可能です。
②記録をする物

★プロンプト(ランダム内容)

・アルカナカードの意味をそのまま使用
・内容によっては、アルカナ名やイラスト内容から判断を委ねるものとする。

■開幕

アナタは『とある世界』を旅する旅人である。
世界は表情豊かかつ個性豊かであり、旅をする度に旅路は違った様子を見せてくれるだろう。
この世界がアルカナに見守られた場所であるとアナタは認識していても構わない。もちろん認識していなくても良い。

●とある「世界」について

タロットカードを3枚引き、横に3枚並べること。
このアルカナたちは世界の大まかな歴史を表す。
この世界は荒廃しているかもしれないし、繁栄しているかもしれない。まだ発展途中であるかもしれないし、栄光の終わりを感じているかもしれない。
アナタは一体、どんな世界を旅するのだろうか?

左:過去にあったこと
中央:現在起きていること
右:未来で起きると噂されること

この世界が幻想じみているのか、SFじみているのかなどの背景はアナタが決めて良い。
もし決められない場合、タロットカードを1枚引くこと。0番の「愚者」に数が近いほど世界は幻想じみている。11番の「正義」に近ければ現代社会っぽい雰囲気である。21番の「世界」に数が近いほど世界は近未来じみていることを示す。

引いたアルカナの意味から世界観を考え決めても良いだろう。タロットカードを1枚引き、アルカナが指し示す世界観を参照すること。カードのイラストや名前を参照にしても良い。

◎例えば『塔』であれば破滅的な世界かもしれない。『月』であれば夜空が美しく幻想的な世界かもしれない。『悪魔』であれば欲望渦巻く世界や、文字通り悪魔がいる魔界かもしれない。

●旅の目的・旅の認識について

アナタがこの世界を歩んでいる理由、旅をする目的は自由である。もしもアナタが旅の理由や目的を悩むなら、タロットカードを1枚引くこと。そのアルカナの内容がアナタが『旅で感じていること/感じたいこと』である。

●アナタの相棒について

アナタには、旅を支える相棒の存在がいる。
相棒は人であるとは限らない。動物かもしれないし、妖精の類かもしれない。旅芸人の団体やギルドといった、複数人集まった団体・組織がアナタの相棒である可能性もあり得る。
タロットカードを1枚引くこと。そのアルカナの内容が『アナタの相棒の性質・性格』である。
さらにタロットカードを1枚引くこと。そのアルカナの内容が『相棒が旅で感じていること/感じたいこと』である。

◎ここまで引いたタロットカードを一つの山札にシャッフルしたうえで戻すこと。

■さあ、『世界』の旅をしよう。

世界の旅路は長いかもしれないし、短いかもしれない。だが、世界の終わりは見えないものだ。アナタは旅の日々を日記や詩などの形で綴っていくこと。

①その日の出来事を決める

タロットカードを1枚引く。アルカナが指し示す意味が、その日に起きた大まかな出来事となる。カードのイラストや名前を参照にしても良い。

②解決や結果

タロットカードを1枚引く。アルカナが指し示す意味が、その日の出来事に対してアナタが感じたことや解決結果を意味する。アルカナが指し示す意味が、その日に起きた出来事に対する結果となる。カードのイラストや名前を参照にしても良い。

③助言・手助け

②の結果に対して、相棒が力を貸してくれる可能性がある。アナタはアルカナに導かれた運命を相棒の力によって変えられる。このプレイをするかどうかは任意である。
運命を変える場合は②で出たタロットカードを山札に戻してシャッフルした上で、タロットカードを新たに1枚引くこと。新たに引いたアルカナが指し示す意味が、その日に起きた出来事が変わったことにによるアナタが感じたこと・結果を意味する。

④『世界』の終わりを確認する

>「世界」がない
21番目のアルカナ「世界」が場に出ていない場合、アナタは①に戻り新たな1日を迎えることになる。場に出したタロットカードは山札に戻さない。だが、長い旅路を求める場合は山札に戻して1日を改めてプレイしてよいだろう。

>「世界」がある
21番目のアルカナ「世界」が場に出ていた場合、アナタの旅の理由・目的の達成を意味する。何か小さな仕事を完遂させたのか、失敗したのか。または大寿を果たしたのか、無念を抱いたまま「世界」を迎えたのか。旅の結果は綴り手次第だ。いずれにせよアナタの旅は終幕を迎えることになる。

■終幕

アナタの今宵のアルカナの一巡はどうだっただろうか。ここまでの記述を終えたら、アナタの旅は一つの終わりを迎えることになる。
旅は引き続き続いても構わないし、個の終わりを迎えたかもしれないし、全ての終わりかもしれない。その後の世界の続きをアナタは書き表せる。

◎悩むならば、山札にタロットカードを全て戻した上でタロットカードを2枚引くこと。それがアナタと相棒が旅によって世界にもたらされた結果である。

──以上にて本プレイログを終了する。

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