A solo journaling RPG about killing Gods.
キャンペーンセッティング
パイロットの作成
私の名前はサイラ。
女性であり、生存期間は14年になる。
これは平均値より有意に長く、私が戦闘に適した個体であることを示している。
私のステートは以下のようになる。
COMBAT +1
SURVIVAL +1
INTELLECT +2
PRESENSE +0
私は戦闘力と対応力を生かすために思考力・分析力を特化させた個体である。対人能力が有意に低く、後ろ盾のない現在の状況では現地の人々との交渉に支障をきたすかもしれない。
私を生み出したのは惑星ダヌー。
ダヌーはすでに星図上存在せず、機関はすべて壊滅している。生存者は私以外確認できていない。
そのため、ダヌーに存在していたあらゆる機密は解除されたものとして、私はこのジャーナルを綴る。
スレイヤーの作成
私のコールサインは「クラウ・ソラス」。
これは、私が扱う「スレイヤー」と同じ名称である。
「スレイヤー」を駆動させ、各惑星の「GOD」を駆逐することが、私の至上命題である。
このプレイログについて
「Divinity Fall」は、スーパーロボットに乗り込んで神を倒すソロジャーナルです。
神にも等しき力を持つ超常存在「GOD」は各惑星で悪徳の限りを尽くし、人々は苦しめられています。主人公はGODを倒す唯一の可能性であるスーパーロボット「スレイヤー」に乗り込み、悪しき権能で作り出された「被造物」を打ち破ってGODに至り、それを打ち倒します。
パイロットやスレイヤーの設定は自由となっています。今回はGODによって滅ぼされた惑星の生き残りとして、GODに立ち向かうために作りだされた人工生命体の少女と特殊機体を主人公にすることにします。
ゲームセッティング
標的になる[GOD]を決める
…♥の3/Despair-Pride
GODの支配星域が確認された。GODの拠点は惑星「クリリア」。君臨するGODは、強烈な自負と慢心が特徴のようだ。星の人々を虐げ、服従させ、反逆の意思を摘み取ることを目標としている。
GODの呼び名は、かつてこの星域に存在したGODレジスタンス連合の記録から取って呼ぶことにしよう。それは人間型の女性体であり、「シオール」と呼ばれていたようだ。
[被造物]を決める
シオールが作り出した何が人々を苦しめ、私を阻むのか、引き続き調査する必要がある。
私は情報収集用のピットをクリリアに送り込み、続報を待った。
…♥の6/Terror-Connection
シオールの恐怖は人々を強く縛り付けている。シオールは人民に相互監視を強いて、反逆者が一人出ればその係累や隣人までをも惨たらしく処刑するのだ。
…♥のQ/Terror-Society
もちろん、それは社会全体にも波及している。シオールを讃え、服従する以外のメッセージを、シオールはクリリアの人々に許していないのだ。
…♠の4/Power-Magic
シオールの力の根源は、無限にして不可解な魔術の力にある。彼女は時空と因果を操る強力な魔法を使う。ゆえに、人々は自分たちが信じている日常が本当に今日まで続いてきたのと同じものなのかすらわからない。親兄弟を消されても、すぐにそれを当たり前の状態として受け入れてしまう。
…♦の10/Lies-Nature
シオールはその魔法によって、クリリアの自然環境すら欺瞞で覆い隠している。クリリアの豊かな自然は、今はシオール好みの氷雪で覆われ、急変した環境についていけない多くの生き物が急速度で絶滅しつつある。
…♦の4/Lies-Magic
クリリアの人々がシオールを讃える理由の一つに、かつて凄まじい悪政を振るった暴君の存在があるという。しかし、そんな暴君など存在しない。シオールはその魔法で人々の記憶や思想にすら介入し、反逆の意思を持つ者たちを孤立させているのだ。
…♣のK/Hunger-Laws
シオールの力の源は、人々の恐怖と諦念だ。それを絞り上げるために、シオールは数々の複雑で残虐な法を作り上げ、クリリアの人々を苦しめている。
[アセット]の作成
クラウ・ソラスは惑星クリリアに降り立った。
暴虐と神秘のGOD「シオール」。彼女を滅ぼすために、この星で使えるものは何でも使うつもりだ。
…ダイスロール/1
どうやらシオールにこちらの動きは察知されているようだ。悠長に切り札を用意している時間はそんなにないだろう。
…♣のQ/resource-inspiring
…♣の10/resorce-troublesome✓
かつて惑星クリリアには、次元魔法の研究を進めているレジスタンスがいた。もちろんシオールに対抗するのが目的だが、それは叶わなかったようだ。彼らの存在は消え失せ、研究結果のほとんどは分厚い氷の層に埋もれてしまった。
クラウ・ソラスの熱線砲で氷壁に穴をあけ、旧研究所に飛びこんだ私は、厳重に偽装された保管庫を見つけ出すことに成功した。
最深部に隠されていたコンテナには、クリリアの字でこう書かれていた。
「妖精の粉」
どうやらこれは、シオールの魔法を狂わせるもののようだ。狂った魔法がどう働くかわからないという不確定要素はあるが、切り札としては申し分ないだろう。
…asset get:♣の10/resorce-troublesome(妖精の粉)
[GOD]との対決
「妖精の粉」を積み込んだクラウ・ソラスで研究所から飛び出そうとして、私は制御機構を動かしその足を止めさせる羽目になった。
包囲されている。どうやら、シオールに感づかれたようだ。
まずはシオールを包んでいる欺瞞と恐怖のベールをはぎ取らなければ、その喉元に迫ることは不可能だろう。私は武装の最終確認をコンマ秒で終わらせ、クラウ・ソラスを駆動した。
【wave1】
…♦の10へINTTELECTを使用して[反逆]/6+2 > 成功
私はクラウ・ソラスのセンサーと思考を直結し、強化された分析力でこのクリリアを包む邪悪な魔法の根源を見抜く。シオールの軍勢を軽々と翻弄して対魔法銃弾をばらまき、氷雪の中に埋もれた青いコアを次々に打ち砕く。
吹きすさぶ風が不意に暖かくなり、緑のにおいが大気に満ちた。シオールの軍勢として駆り立てられていたクリリアの人々が、困惑したように足を止めた。
【wave2】
…♣のKへINTTELECTを使用して[反逆]/5+2 > 成功
私はクリリアで使用されている回線やスピーカーを次々にジャックする。そして、これまで集めてきた数々の情報と証拠とともに、邪悪な法で縛られたクリリアの人々へ呼びかけた。
「シオールは不当な暴君だ。従う必要はない」
たった一人の反逆者に暴かれた数々の悪行。人々の澱んだ瞳に、怒りの光が灯りつつある。私はクラウ・ソラスを走らせ、軍の包囲を抜けた。
ほどなく過去と因果の書き換えが行われ、人々の記憶は消えてしまうだろう。シオールがその魔法を終わらせる前にカタをつけるのだ。
【wave3】
…♦の4へINTTELECTを使用して[反逆]/3+2 > 失敗
私はその勢いに乗じてシオールの魔法を打ち破るべく情報を探り出そうとしたが、それは失敗に終わった。シオールの居城に潜り込んで情報機器を探していた私は、手勢から銃撃を食らった。私は負傷しながらもそこから離脱し、区画整理用の巨大な爆発物を1つ獲得してその場を離れた。
…パイロットのHP:15→14
…asset get:♠の5/weapon-Reckless(巨大爆弾)
【wave4】
…asset active:[装備増強]♣の10/resorce-troublesome(妖精の粉)
…asset active:[飽和射撃]♠の5/weapon-Reckless(巨大爆弾)
…♦の4+♠の4へINTTELECTを使用して[反逆]/4+2 > 成功
細かい情報を探り出すのは、シオール相手だと時間の浪費が手痛い。私は手っ取り早い手段を使うことにした。
「妖精の粉」をばらまいてシオールの妨害を跳ね除け、目星をつけた区画に爆薬をセットする。シオールの強大な魔法は、この惑星の地脈からくみ上げられているものだ。大陸中央に開いた大穴に浮かぶ、青い巨大な水晶。これこそが、クリリアの星の力を搾取する装置だった。
火柱が上がり、天空を焦がす。それとともに、シオールの魔法による強制力がクリリアから晴れていくのが感じられた。
【wave5】
…シオールにCOMBATを使用して[反逆]/2 > 失敗
ついにシオールが姿を現した。青白く冷たい怒りの霧を身にまとい、その眼差しは全てを凍てつかせんばかりだ。
「汚らわしき下郎めが。我がクリリアを踏みにじった罪、死を以て贖うがいい」
私が無言でシオールへクラウ・ソラスの銃弾を浴びせたその瞬間、コックピットに通信が入った。
「危ない、走れ!」
非常に単純な指示で、それゆえに反応しやすい。私が前方にダッシュを掛けると、放ったばかりの実弾がUターンしてクラウ・ソラスががいた場所を貫いた。
どうやらシオールの洗脳が解けたことにょって、シオールの魔法について調べていたレジスタンスと繋がることができたようだ。私はシオールの魔法が齎す石礫と氷雪の嵐から逃れながら、次なる一手のために銃弾を込めなおした。
…スレイヤーのHP:15→14
…asset get:♥の2/contact-smart(魔法研究レジスタンス)
【wave6】
…asset active:[後方支援]♥の2/contact-smart(魔法研究レジスタンス)
…シオールにINTELLECTを使用して[反逆]/4 > 成功
「貴様は何だ! なぜ私にたてつく!」
怒りを込めてシオールが怒鳴っている。私は彼女を追い立てるように銃弾を浴びせた。魔法といえども万能ではない。圧倒的な質量で降り注ぐ実弾への対応は、彼女の苦手分野のようだ。銃弾や衝撃をかろうじて魔法で防ぎながら、彼女は追い立てられていく。ドレスを千切られ、アクセサリーを吹き飛ばされながら、惑星クリリアの大都市に向かって。
「そっちにいったよ」
「了解」
レジスタンスの声が応えた。
そして、シオールの知覚を凌駕するほどの遠方から正確に撃ち込まれた弾丸が、彼女の頭部を一瞬で破壊した。
暴君が倒れた、クリリアの大都市。
そこはどこまでも静かで、冷え切っていて、歓声も何もない場所だ。
社会を上げて讃えられ続けていた君主の突然の死に、人々は呆然としているようだった。
ほどなく、彼らも思い出すことになるだろう。
シオールの魔法が忘れさせたものを、GODが奪い続けてきたものの重みを。
「クリリアは、これからどうなると思う?」
レジスタンスが、私に尋ねる。
「私には関係ないこと」
私はそっけなく答えた。
「GODを倒した。それでクリリアにおける私の役目は終わり」
「あんたのおかげだよ。あんたがどう思っててもな」
クラウ・ソラスを渡航モードに切り替える。惑星クリリアの離脱まであと30秒。その間、私は目を閉じることにした。
次のGODは、すぐに見つかるだろう。私が倒すべき敵、殺戮すべき無限の神々が。
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