三日間のボトルメール
設定
島と主人公について
島の原型:🎲1
気温:🎲6
主人公の年齢・性別:🎲3
理由:🎲5
1日目
紙の大きさ…1d10:🎲2
原型…1d8:🎲8
出来事…1d8:午前🎲6-3/午後🎲5
ボトル…1d10:🎲5
2日目
紙の大きさ…1d8+1d6:🎲6🎲6
原型…1d8:🎲2
出来事…1d8:午前🎲7/午後🎲7
ボトル…1d10:🎲5
3日目
紙の大きさ…2d6:🎲1 🎲6
原型…1d8:🎲8
出来事…1d8:午前🎲8/午後🎲2-7
ボトル…🎲3
本編
この島はあとわずかで沈むらしい。
あの時。つまらない諍いから離れ離れになって。なんであんなに意地張ってしまったんだろう。今となってはよくわからない。
君はあの避難船に無事乗れたのだろうか?
カウントダウンは残り三日といったところだろうか?
目に見えて水位は上がってきている。寒さは厳しくなるばかりだ。
○月◇日
今日も雨が降っている
その辺で拾った、元は写真だったろうものの裏に文字を書く。
表はふやけ、もう何が写っているかわからないけれど、裏の白いところが残っているから。
「頑なな正義感と無鉄砲さ。 それがあっても変える力がなければ意味がない。」
そして、午前に拾った紙にもその続きを書いた。
「原因がわかったところで今さらどうしようもない。 人間にはどうしようもできないことだってある。 それに気づくのが遅すぎた。」
愚痴とも何ともつかない言葉を綴り、くるくると一緒に丸め、足元に落ちていたペットボトルに入れる。
遥か遠くでは大きな魚が跳ねている。
○月△日
今日は晴れてるが風は冷たい。
午前、見つけたタバコに火をつける。なんとか火はついたものの塩っ辛い味しかわからない。拾ったタバコなんて吸うんじゃなかった。
午後、缶入りのチョコレートを拾う。甘いものなんていつぶりだろう。幸せの味がした。
「甘いものは良い。 嫌な気持ちも少しの間忘れられるから。 チョコレートはもっと良い。 口の中で溶けていく甘みは何事にもかえがたい。 チョコレートにはコーヒー、 いやお茶に合わせても美味しい。 緑茶にミルクチョコレート、 抹茶にホワイトチョコ、 ほうじ茶にナッツチョコ。 お酒に合わせるのも格別だ。 ワインにオレンジピールチョコ、 ブランデーにビターチョコ…」
チョコを食べながら思ったことをノートの切れ端に書き綴る。チョコと一緒に飲みたいものをつらつらと。
そんなもの、ありはしないんだけども。
空のペットボトルをゆすいでその中にノートの切れ端を入れた。
○月×日
今日は土砂降り。
ボトルメールを拾う
「ボトルに入っていたのは、
一枚の画用紙。
幼い子供が描いたのだろう、楽しそうに遊ぶ絵だった。」
これはきっとこの劇的な海面上昇おこる前、あの平和な時代のもの。無邪気な夢と希望が詰まった小瓶。
懐に大事にしまっていた、君と僕の2人で写った写真、裏返して言葉を綴る。
「…………………… …………………… …………………… …………………… …………………… ……………………」
ぽつり、ぽつりと涙が流れる。
書いた言葉が滲み、それ以上書けない。
明らかに水位は上昇している。
この島で一番高い場所にいてもすでに膝が水につかる。刺すような冷たい水。
僕に明日は来ないのだろう、この島と一緒に沈むのだから。
さっき拾ったこの瓶。君が大好きだったイタリアのスパークリングウォーターの瓶なのも偶然かな?
これに最後のメッセージを入れ、栓をする。
せめてこの写真だけでも。
願わくば君に届きますように。
一言
三日間のボトルメールのプレイログ。
12/11にカードだけ引いて、なんとなく想像してたやつをまとめました。
3日目のボトルメールの内容はうまくまとまらなかったので空白です。
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