「Lineage Epoch Edition」というソロジャーナルゲームの続きです。
このゲームは、歴史家となって王家の家系図を書くソロジャーナルです。
プレイログをお読みいただく前に、以下の点についてご了承ください。
・英語で書かれているため、DeepL翻訳を使いながらプレイしています。誤訳や表記ゆれなどがある場合があります。
・一部Lineage Epoch Editionにはない要素が含まれています(年齢や統治期間など)。こちらはchatGPTを参考にtakaponが勝手に設定させていただきました。
・前回のプレイログの続きになります。前回はこちらをご覧ください。
6.嘘つき王アーサー(Arthur the Liar)
アルドレイア歴135年、紳士王マクシミリアンの死から速やかに6代目の王の即位式が行われた。
戴冠したのは紳士王マクシミリアンの五男、アーサー。即位時、彼は30歳だった。
これまで10代、20代で即位する王が多かったことから、アーサー王は成熟した王として物語を始めることになるだろう。
・称号:55/嘘つき
アーサー王は後世に「嘘つき」という不名誉なあだ名をつけられることになった。
アーサー王は幼少時代から手のかかる悪童として有名だったが、彼の人生を変えたのは、家臣の裏切り計画による父マクシミリアン王の憔悴だろう。
父は純粋で優しすぎるがゆえに他人に操られた。私は嘘や策略を駆使し、あのようにはならないようにしなければ。
嘘つき王アーサーはこのようにして誕生したのではないかと考えられている。
アーサー王は会食や議会に無断で遅刻したり欠席したり、逆に早く来すぎたりして諸侯を惑わせることは日常茶飯事だった。
また、アーサー王は民や配下からの要求や嘆願を前向きに検討したり、実現を約束していたが、そのほとんどはアーサー王の崩御まで実現することはなかった。
後世ではアーサー王は約束を守らぬ暗君だとする見方が強い。
だが、いくつかの歴史的な出来事に対して、アーサー王の人を騙す、という分野がいくつか有利に働いた一面もあった。
・配偶者:36/反逆的な貴族家の娘
アーサー王は35歳に結婚した。
配偶者の名はレナータ。アルドレイア王国貴族の末席に位置する貴族家の娘で、政略結婚による同盟関係を狙ったものと思われる。
表向き2人は仲睦まじい夫婦として映っていた。
だが、レナータもまた、アーサー王に似て疑り深い性格だったようだ。
結婚後、アーサー王とレナータはお互いの弱みを探り合うような関係が続いていたという。
・後継者:3人(9人誕生、6人死亡)
結婚後、アーサー王とレナータの間には9人もの子供が生まれた。
だが、その多くは病に倒れたり、自分の人生を歩んだことで王位を放棄した。
アーサー王が崩御したとき、王位を持っていたのは3人。
女子はマリアン、エマ、男子はセバスチャンという名だった。
・歴史的な出来事:4つ 黄金時代の持続期間:3→0
アルドレイア王国の黄金期はアーサー王の治世で終わりを迎えた。
アーサー王が在位中、アルドレイア王国では、主に4つの大きな出来事があった。
・1つ目の出来事.13:未来のビジョン
アーサー王が思い描く未来とはいったい何だっただろうか。アルドレイア王国の覇権か、それとも繁栄か?
……そんなものを思い描いていたなら後世に嘘つき王などとは呼ばれていないだろう。
アーサー王は在位中、様々な裏社会の人物との関係性を強化した。
そうして各地の有力者を間接的に操る。関係を疑われたら知らぬ存ぜぬで通せばよい。
アーサー王はあらゆるところに自分の息をかける、というビジョンを思い描いていたのだ。
けっして誇れる出来事ではないが、こうした取り組みは後々アーサー王の治世を助けることになる。
・2つ目の出来事.52:他国との衝突、外交か紛争か?
長らく緊張関係が続いていたアルドレイア王国とドラベニア王国。
侵略と略奪によって大国へとのし上がったドラベニア王国にとって、内政を重視し、軍事をおろそかにするアルドレイア王国は絶好の標的であることに変わりはなかった。
アーサー王はこの侵略国家に対して対処を考えた。
アーサー王はドラベニア王国国境にてたびたび軍事演習を行うよう指示した。
この演習は実践的ではなく、派手さを重視したパレードのようなものだった。
アルドレイア王国軍を過大評価させることが目的だったのだろう。
さらに、アーサー王は多くのスパイをドラベニア王国内に送り込み、偽の情報を流し、分裂工作を狙った。
ドラベニア王国が分裂するほどの大きな成果を残したわけではないが、アーサー王の治世中にドラベニア王国とアルドレイア王国が戦争状態に入ることはなかった。
・3つ目の出来事.23:哲学者たちが農民に教育を施す(黄金時代終了)
祖母である建設者クララ女王が開設した地方に点在する初等学校は、当時あまり有効に活用されていなかった。
農民たちにとって学校とは自分たちの血税で作られているにもかかわらず無駄なもの、という認識がまだ強かったのだ。
この状態を打破すべく、アーサー王は「学校で学べば豊かになれる」と吹聴して回った。
やはり王が直々に打ち立てる宣伝効果は抜群で、学校の生徒は増えていった。
ただし、学校を卒業しても、それに見合う高給の仕事までは完全には整備されておらず、多くの生徒は卒業しても結局農民に元通り、生活は苦しいままであった。
彼ら農民は習いたての字で「嘘つき王アーサー」と壁に書きなぐって鬱憤を晴らしたという。
ただし、この時代から、貧しくても読み書きのできる者がは少しずつ増加していく。
・4つ目の出来事.61:2つの貴族家の衝突
アルドレイア王国の悩みの種は対外関係だけではなかった。
国内では2つの貴族家が統治する領地が重なり合っている場所があり、お互いが主権をめぐって対立していた。
この問題は対話では解決する見込みがなく、やがてお互いは関係が最悪のまま交流を拒絶。
2つの貴族家はどちらもこの問題は武力で解決するしかないと準備を進めており、アルドレイア王国は内戦の危機にあった。
この問題を知ったアーサー王は得意の嘘を駆使することで解決を図った。
アーサー王は密偵や内通者を駆使し、これまで2つの貴族家が統治する土地について書かれた公的な書面をひそかに没収。
そして、2つの貴族家が対立しないような土地を新たに分配する新しい書面を作成させ、お互いを交渉のテーブルにつかせた。
2つの貴族家は当然この決定に異議を唱えようとしたが、気づいた時には時すでに遅し。
既に貴族家が統治する領地を定めた過去の重要な文書はどこかに消えてしまっており、アーサー王のサインが入った新しい文書こそが唯一の公的な文書だったからだ。
それに加えアーサー王と対立することは不利だと考えた2つの貴族家は不本意ながらもアーサー王の提示案で合意に至った。
この出来事は嘘つき王と呼ばれたアーサー王が策略を駆使して国内の問題を解決した数少ない事例である。
・死因:25/”事故”によって
様々な人間を騙すことによってアルドレイア王国を治めた嘘つき王アーサーであったが、彼の最期は呆気ないものだった。
ある日、馬車で外出したアーサー王。街を離れ、森林を通ろうとしていたその時。
突如、馬車の車輪が脱落。馬車は大きくバランスを崩して横転し、アーサー王は地に投げ出された。
その時に、アーサー王は頭を強打。そして、打ちどころが悪かったのだろう。
アーサー王はその場で死亡が確認された。
こうしてアーサー王の生涯は58歳で幕を閉じた。
だが、この不運な出来事には気になる点がある。この車輪脱落事件による死者はアーサー王のみだったことだ。
馬車には護衛や従者、御者など様々な人物が乗っていたが、彼らは皆軽傷あるいは無傷で済んでいるのにもかかわらず、だ。
アーサー王は投げ出された時はケガで済んでいたが、同乗していた何者かがとどめを刺し、事故による死、に見せかけたのではないか。
アーサー王を恨む者から懐柔され、暗殺を依頼されていてもおかしくないだろう。
実は当時からほとんどの人間がそう考えていたという。
様々な人間を騙してきた嘘つき王は、最期に騙され、事故に見せかけて暗殺された。
そう考えた国民は、アルドレイア王国の王宮に血みどろの権謀術数が渦巻いていることを見せつけられ、恐れおののいたという。
不安定(Unstable)6→7
※8以上になると、国は滅亡まで秒読みの段階となる。
アーサー王の死後、王位は長女であるマリアンへと受け継がれた。
「私は人に操られはせぬ!私がこの手で人を操らねばならぬ!」
Arthur the Liar(アルドレイア歴135~173年)
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