*注意
このプレイログ(ジャーナル)は
・地震の描写を含みます
・死の描写を含みます
それでもいいという方のみご覧ください
システムの雰囲気を掴むために読む人もいると思うので、プレイログの後にシステムの話や書いている時どう考えていたか書いた雑記を付けておきます(雑記なので口調が適当です)
セットアップ
キャラメイク
- メッセージを残す理由
1d6=4 遺言 - メッセージを残す相手
1d6=3 仕事仲間 - 世界の滅亡方法
1d6=2 自然災害
本編
- 出だし
1d6=1 挨拶 - メッセージの内容
1d10=6 世界の滅亡について - 伝えたいこと
1d10=2 生きたかった - 締めくくり方
1d6=5 「敬具」で終わる
プレイログ
やあ、久しぶり
本当は拝啓・・・・・・なんて堅苦しい文章を書こうと思ったんだが、あいにく今の空模様を表す時候の挨拶を私は知らない。彩雲だ、それも空一面に広がっている。そのせいで目に映る景色すら虹色だ。
原因は分かり切っている。先ほどから続く断続的な地震、これしかない。
地震の前に虹がかかるなんて眉唾話が証明されたわけだ、地震学者大歓喜だね。
最も”地震研究が進まざるを得ない国”の人間がこの選定を生き残れるとは思えないが
そう、選定だ。
世界は滅亡危機のたびに三度の選定を行う。
この極めてシステマチックな現象に何者かの意思が介在しているかは分からない。自然法則は時に不自然な程作為的なものだ、君も研究者なら心当たりがあるだろう。
研究者としては選定の中であっても研究を続け、選定の真実を追うべきだ。あるいは君は僕が研究者としてあるべく振る舞いこの手紙を真実を残すために記したと思っているかもしれない。
だとしたら本当に申し訳ない。
この手紙を書いているのは、恐怖の為だ。死亡の確定した絶望の為だ。
僕はこの選定で死ぬ。いつ死ぬか、どう死ぬかは分からないが必ずそうなる。
そうと分かったらもう耐えられなかった。
生きていたい、
死にたくない 、
僕が死んでいいわけがない・・・!
でも、死ぬ
その時一体何が残る
専門誌の隅っこに載っかった論文?冗談じゃない。
僕の命の価値がそんな程度であってたまるか。
気付けば筆を執っていた。
根拠のない又聞きの”真実”、こんなこと書くのはどうかしてる。
でも、もし本当なら・・・? この手紙を読んだ君が研究を続けて真実にたどり着いたなら・・・・・・?
偉大な論文に携わった者の末席くらい与えられるかもしれない・・・
浅ましいことは重々承知だ。
だが、頼む。君に一片の同情があるならば、僕の人生に意味を与えて欲しい。
宜しくお願い致します
敬具
雑記
プレイログを読んでいるくらいだから読者はシステムのイントロダクションと世界観くらいは読んでいるものと思う。だからシステム上のややこしい記述をどうプレイログ筆者が解釈したかを書くだけにしてこのシステムの世界観説明は書かないでおこう。
まず書き出し
拝啓、敬具というのは本来セットで使うものなのだが、このシステムだと書き出しと締めくくり方は別のダイス判定になるので拝啓がなくて敬具だけあるという珍妙な事態に陥った。
仕方ないので拝啓は後回しにしてダイスに従い挨拶を書く。
この手紙は仕事仲間に向けたものとキャラメイクで決まっていたので、(このシステムは手紙を書くことを目的としている、知ってるだろうけどこのプレイログだけ見るとわかりずらいので一応)
多分同僚当てだろうと想定し軽めの挨拶「久しぶり」
この時点では手紙をどう書くか全く見えていなかったのでこのまま飄々と描き続けようと思っていたがダイス結果的に全然そうははならなかった。
ダイス結果にはふざけて書くとか雑談するとかもあったので飄々とした文章はまた今度の機会にしよう
ただ偶然にも段々狂気に呑まれていく感じの手紙になったので書き出しは軽いまました
後回しにした拝啓について
敬具がある拝啓ががないのは不自然だ。
じゃあ、どうする? そう、拝啓が書けない理由をつけてやればいい。
拝啓とくれば次に来るのは時候の挨拶、これが書けないなら拝啓も書けない(ホントか?文法的にどうかは知らん)
ここで出てくるのが世界の滅亡方法:自然災害だ。
通常あり得ない風景、気候になれば定型文の時候の挨拶は書けない。
世界滅亡するレベルの自然災害と言ったら地震か津波だろう。ただ津波が目に見えるところまで来てるのに呑気に手紙書いてらんねーだろとなったので地震を選択。
地震によって生み出される景色の中でも、より終末感を出すためありきたりな地割れはやめ地震虹を選択。
彩雲(雲が虹色に輝く現象見た目は川に浮いてる油に近い)は地震虹の時に現れることもある、らしい。他にも地震虹には太陽の周りに丸くできる物もあるそうだがインパクトに欠けるので今回は除外。
プレイログでも触れているが地震虹は科学的根拠に乏しい説です。
ただこの世界そもそも地球じゃないからこの世界では地震虹が本当だったってことで
視界前面が虹色になってるメッセンジャー(手紙を書いてる人システム的にはもっと別の意味があるが後述、探索者ぐらいの意味で覚えといて貰えれば)
空を覆う雲が虹色のフィルターになって地上が虹色に見えるイメージ。ドラ〇エVの魔界みたいな・・・。
そして彩雲から地震に言及、三行くらい使ってるが皮肉言ってるだけで中身はない。
この辺世界滅亡についてのダイス結果を3回目の選定について記述するものと勘違いしてたので無駄に地震を引っ張っている。
世界滅亡について
ここでやっと間違いに気づき軌道修正、世界滅亡のメカニズムについて話しだす。
ただここら辺ルルブ呼んでも紛らわしいのでプレイログ筆者の解釈をつけておく(ルルブよりわかりやすく書けるとは言ってない)
まず100年に一度世界の滅亡が訪れると書いてあるが、厳密には世界の滅亡級のことが100年に一度起きると意味だろう、世界は別に一度も滅んでいない。
あれ、でも世界滅亡級のことって選定のことだから21×3で63回起きているのでは?
多分違う、作者様のプレイログを見ると「段階を踏んで」という言葉がでてくるので三回の選定は一つの世界滅亡の段階に過ぎず一回の選定では世界を滅亡させる力はないのだろう。
次、個人的に一番難しかった所。
メッセンジャーは次の選定で世界からはじかれるという記述。
あれ、じゃあPCの手紙を受け取る人は次の百年の第一回選定で死んじゃうの?
正直分からん
でも過去二回の選定でだいぶ人口減ってるはずだし人口回復するまでは次の選定ないんじゃない?知らんけど
このプレイログでは人口回復の猶予ぐらいはあるから研究員やってるような都市の人間が現役の内は選定来ないでしょという想定
というのを踏まえてプレイログに戻ります
世界滅亡のメカニズムについて
ゲームだからだろ!というツッコミを置いといて考えると
かなりシステマチックで何者かの意思を感じさせるんですが、ダイス目的には世界の滅亡方法に神が関わるの1/6なんですよね
なのでここも分からないとということにして同僚に丸投げ
やばい眠くて頭回らなくなってきた
記憶力がないのでその日のうちに書かないと何考えてたか忘れちゃうんですよね
この辺から内容薄くなるかも、ごめんなさい
研究者としてのあるべき姿を語るメッセンジャー。この人も平常時ならその通りにしたんでしょうができなかった
どうして?
という所で次の要素
生きたかったと伝えたい
ここも悩みましたねー
生きたかった、けど死ぬのは確定している
まず思いつくのはみっともなく取り乱す描写、なんですけど・・・・・・
これ手紙なんですよね、数行ならともかくここから最後まで発狂してるのはリアリティーに欠けないか?という気持ちがふつふつ
のでメッセージを残す目的、遺言を活用しようと思う訳です
生きたかったではなく生きたかった、”けど”の部分を補強することで印象を強めようかなーと
で次、発狂パート
内容はありきたりなんですが一応Web小説好きとしての工夫で改行を気にしました。
そして次
生きたかったという渇望があるからには命をかなり重く見てると思うんですよねメッセンジャーは
しかし死ぬ
でも死んだ命にも価値はある、それは一体?
それは多分何を残したかだと思います。
真面目に研究者やってきたメッセンジャーにとって残すものは研究成果です。専門誌に論文が乗るのはめっちゃすごいことなんですが死ぬ段になって彼も欲が出た。
それで研究者の禁忌に手を出しちゃうわけです。
筆を執ってからはもう完全に正気じゃないですね。
一縷の希望に縋っている。
そして今雑記書いてて思いましたが神の存在確率は1/6くらいなので実際彼の希望は叶わない確率のが高いですね、残念ながら。
神の存在を証明するのはすごいことですが、神の不在照明は悪魔の証明の中の数ある一つにしかならないでしょう。
救いなさすぎない?これ書いた奴人の心ないんか?
まあでもこのプレイログのタイトルは「こうして特別協力は記された」なのできっと報われていることでしょう。
さあ最後!
遂に同情を誘いに来るメッセンジャー
そして言葉を尽くしてなんとか頼みを聞いてもらおうと考えるも何も出てこない空白があっての—?
簡素な敬語
もうこれしか思いつかなかったんでしょうねー
これまで段階的にプライド捨ててきてもうこれ以上下げる頭がなくなってしまった訳だ
敬具がいい味出してるわぁ(自画自賛)
そして全体を見るとどんどん切羽詰まっていく感じの表現になったと
こういう偶然があるからダイスロールはやめられねえぜ
のこりはシステムの感想
かなり短い時間で遊べていいシステムだと思います
ソロジャーナル、短いのは多いですが大抵本文も短く
自由度高すぎて(動線が微妙で)書きずらいことがままあります
このシステムはそういうことはなく詰まったのはシステム独自の用語などでした
慣れるとその辺の理解も深まると思うので回数こなせばもっととっつやすくなりそうですね
私はソロジャーナルプレイヤーの中でもTRPGとかやらずホントにソロジャーナルしかやらないボッチなので会話文とかが苦手なんですが、このシステム手紙の形態をとりつつ実態は一方的にまくし立ててる感じになりやすいので(手紙が返ってこない前提、相手に気を使う必要がない)その意味でもだいぶ書きやすかったです。
そんな沖方先生の「Rotten worldを生きる君へ」は以下から!
表紙に使った素材
・フリー素材あそび 様
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