てのひらの伝言
本編
ソロジャーナルRPG『てのひらの伝言』
プレイヤー:[汐見]
#ての伝
🎲5…巨大な虫
汐見は不思議な物音で目を覚ます。部屋の窓に何かがぶつかっているようだ。おそるおそるカーテンを開くと、手のひらにすっぽり収まる大きさの【てんとうむし】がいた。
#ての伝
本来の大きさの何倍だろうか?
ぬいぐるみだったら、手のひらサイズのてんとうむしなんてとても可愛いだろうけど、リアルな手のひらサイズのてんとうむしはちょっと怖い。
🎲6
【てんとうむし】は【上機嫌に微笑みながら】、窓の外から汐見をじっと見つめている。
#ての伝
虫の表情なんてわからないはずなのに、この時は確かに微笑んでると思ったんだ。
🎲4
汐見はしばし考えて、【てんとうむし】を【招き入れる】ことにした。
#ての伝
そうしなければいけない、そんな気がした。
🎲9
窓を開けて迎え入れると、【てんとうむし】はすぐに汐見の手のひらに乗り、【じっと立ち尽くしていた】。
#ての伝
見る分にはまだいい、まだいいのだけど、いきなり手のひらに乗るなんて…。
思わず硬直してしまった。腕には鳥肌が立っている。
🎲9
一瞬のまばたきのあいだ、汐見が目を離した隙に【てんとうむし】は忽然と姿を消した。その存在を証明するものは何もない。しかし汐見にとっては【底知れぬ恐怖を植え付けられた体験】となった。
#ての伝
温かいとも冷たいともつかない、何とも言えない足の触感だけが手のひらに残っている。
🎲2
後日、汐見はふと手のひらに違和感を覚えた。知らぬ間に小さな紙切れを握っていたようだ。【『ごめんなさい』】──それを見た瞬間、脳裏に【てんとうむし】の姿が思い浮かぶ。
#ての伝
いきなり手のひらにとまったことを謝りたいらしい。
良かれと思ってしたことであんなに怖がらせるとは思わなかったと。
🎲1
そして汐見は、【後に小さな幸福を得る】。
そういえば、てんとうむしって幸せを運ぶ虫だっけ。
あの後から、良い事続きなのも、あのてんとうむしが幸運を運んでくれたからだろうか?
だとすると、あんなに怖がって悪かったな。
ソロジャーナルRPG『てのひらの伝言』:END
#ての伝
一言
てのひらの伝言のプレイログ。
本来はTwitterのツイートURL末尾で判定を行うのですが、10面ダイスで代用してます。
Googleの検索窓に「1d10」と入れてダイスを振りました。
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